北京留学あれこれ日記

2017年9月より1年間、北京第二外国語学院に留学中です。

今日で南京大虐殺から80年~南京大虐殺記念館を訪れて~

こんにちは、ハルカです。

 

12月13日と聞いて、中国人が思い出す事件といえば南京大虐殺

今日からちょうど80年前、1937年12月13日に起こったとされる事件です。

 

昨年8月、南京へ短期留学した際に訪れた記念館を思い出してみます。

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南京大虐殺

日本軍が南京を占領し、市民に対して行ったとされる虐殺。

中国では、その犠牲者は30万人にものぼると言われています。

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日本の教科書では多くは触れていませんよね。

歴史の資料集でも、「南京大虐殺」という文字を見ただけで、詳しく習った記憶はありません。

12月13日に起こったということさえ、南京へ行くまで知りませんでした。

 

一方で、やはり中国の教科書にはとても詳しく写真付きで説明されているそうです。

 

南京の友達によると、毎年12月13日は、一日中犠牲者追悼のサイレンが鳴り響くそう。

 

 

南京大虐殺記念館

正式名称は、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館といいます。

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入場無料、月曜休館、8:30~17:00

 

 

 

入口から館内の展示まで全て、中国語、英語、日本語の3言語が使われています。

(中国の他の観光施設は、まず日本語はありません)

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館内の展示は、虐殺に関する資料や当時の人の日記、写真などがあります。

本物の人骨も。

広島の原爆記念館に似た雰囲気です。

 

 

至る所に300000(犠牲者数)という数が。

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印象に残っているのが、「好天气=下雨(良い天気=雨降り)」という子供の日記。

虐殺以前にも日本軍からの攻撃を受けた南京。空襲がないため、雨の日を喜んだそう。

私は記念館に行ったその日の朝、友達と「今日も良い天気だね」と話したところでした。

 

 

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記念館を出ると和平公園です。

平和を願う女神の像。

 

 

 

南京大虐殺はなかった」?

日本側は「南京大虐殺はなかった」と主張する人、犠牲者数は数百であったと言う人もいます。

 

個人的な話をするならば、記念館を訪れるまでは、特にどちらが正しいと考えたことがなかったです。

しかしあの展示を見たら、私は「なかった」とはとても言えません(犠牲者数がどうこうとかではなく)。

 

 

中国人はどう思っているのか

南京へ行くとき、虐殺のイメージから「日本人が行くのは危ないのでは」と周りからとても心配されました。

 

しかし、南京で「日本人だから」と言われたり嫌がらせを受けるなどということは一度もありませんでした。それどころか、日本人の私に対してもとても親切でした。

 

恐る恐る南京出身の中国人の友達に、虐殺と日本人に対する考えを聞いたところ「当時の日本政府のことは憎んでいる。でもそれは現代に生きるあなたとは関係ないこと」と言っていました。

(日本語学科の友達です)

 

 

全員ではないでしょうが、彼女曰く多くの南京人はこのような考えだそうです。

しかも、南京は中国の中では親日の人が多い印象です。

(今南京に住んでいる人はのちに移り住んできた人が多いことも関係しているかもとも言っていましたが)

 

 

南京出身の別の方は、「虐殺記念館があるけど、虐殺を記念するのではなく犠牲となった同胞を記念する、が正しい」と話していました。

 

 

まとめ

「南京」と聞いて日本人が一番にイメージする南京大虐殺

しかし聞いたことがあるだけで、何も知りませんでした。

 

暗い気分にはなりますが、きちんと受け止める意味でも、記念館は南京を訪れる日本人にぜひ訪れて欲しい場所です。

全て日本語もあるので、中国語や英語がわからなくても大丈夫です。

 

 

80年が経った今日、南京では追悼のサイレンが鳴っています。