こんにちは、ハルです。
金門島という、中国・アモイ(厦門)からフェリーでたった30分で行ける台湾領の島をご存知ですか?
アモイ滞在中に、ツアーで金門島へ行ってきました!
中国にほど近いにも関わらず、台湾領という金門島。
台湾との距離はこんな感じです。
どう見ても中国の方が近い!
ツアーは朝7時に五通碼頭フェリー乗り場に集合でした。泊まっていた中山路(繁華街)近くからは厦門島の反対側なので、タクシーで向かいます。
30分程で到着。タクシーのおばちゃんが良い人で、色々とアモイについて教えてくれました。
朝ごはんを食べていなかったですが、朝早すぎて売店がやっていない!早い時間のフェリーの場合は食べ物を持参しましょう…。
ただし、フェリーには果物、生乳、卵などは持ち込み禁止です。
しっかりパスポートに出国のスタンプも押されます(下)。
左側は、中国人団体客、右は一般の入り口。
ツアー参加者は私以外全員中国人だったので、ひとりで右の列に並びました。
日本人はパスポートのみで金門へ渡れますが、中国人は通行証を別で発行しなければならないようです。
今回の旅行で、何度も中国人に「日本のパスポートはいいよね」と言われました。分かってはいたものの、こういう場面を目にしてやっと実感しました。
海外渡航扱いなので、入国カードの記入も忘れずに。少し離れたところに置いてあります。
フェリーに乗り込み出航!
朝イチの8時の便でしたが、早く揃ったのか5分ほど早く出航しました。
30分程で金門島に到着です。
日本語パンフレットもありました!(左)
色々な表示も急に繁体字(中国では簡体字)になって、台湾に来た!と実感。
貸し切りバスでまわります。
同じツアーは私含めて20人。みなさん中国の南方を中心に、色んな所から来ていました。お年寄りから子ども連れの家族まで。
学生、外国人は私だけでした。
個人で観光する場合、観光バスがあるそうです。また、タクシーの運転手と交渉して連れて行ってもらうという方法もあります。
観光バスは本数が少ないと聞いたのと、中国人に紛れてツアー参加もしてみたかったのでツアーに申し込みました。
ちなみにツアーは宿泊したゲストハウスのオーナーさんの紹介で、wechatで先方とやり取りをして支払いもwechatで済ませました。往復フェリー、金門島内のバス、昼食込みで470元。
外国人向けのツアーもあると思います。
割高でしたが、ガイドさんも他の参加者も良い人ばかりで楽しかったので良しとします。
途中でガイドさんがゆで卵を配ってくれました。何かとプレゼントがあるのが中国流のツアーらしい。
そういえば、内モンゴルツアーのときもラクダの人形や砂漠の砂などもらいました。
あとは、ガイドさんが個人的にミルクティーをくれました。「一人だし大変でしょ?」って優しい。
インドネシアなどに渡った華僑が故郷に帰り、その勢力を競うように洋館を建てました。
真ん中の高い建物は、1931年当時島で一番高い建物だったそうです。
華僑のマレーシア料理。
毛沢東の絵も。
華僑についての展示
金門島の伝統的な建物
高粱酒が有名です。みんな買っていました。
「金門に行く」と台湾人の友達に言ったらおすすめされましたが、飲んでいません😅
あった!「金門」デザインの電話ボックス。
可愛い!
お昼ご飯は参加者みんなで。
初めましてでもワイワイ話しながら食べるのが中国流。
蒋経国記念館
蒋経国の功績や、直筆の書、使用した日用品などが展示してあります。
金門国家公園
戦闘機が展示してあります。
ほとんどがアメリカ製。中華民国の印がついています。
翟山坑道
外には戦車も展示してあります。
得月楼
上からの景色。良い天気!
左に見えるのが小金門島とも呼ばれる島、右に見えるのがアモイです。
展示もあります。
金門包丁
名産品の金門包丁は、国共内戦のときに金門へ飛んで来た砲弾を材料に作られています。砲弾には質のいい鉄が使われているため、切れ味がとても良い包丁ができるんだとか。
昔中国から飛んで来た砲弾が、包丁に姿を変えて中国人観光客の手によって中国に里帰りする。複雑ですね…。
買っていませんが、お土産にはこんなのもありました。銃弾クッキー。
一人で参加したツアーでしたが、同じツアーに参加していたおじちゃんおばちゃんが可愛がってくれて、とても楽しめました。ありがとう!
「息子しかいないから、娘ができたみたい」と言ってくれました。機会があれば南昌に会いに行きたいです。
アモイからの添乗員さんや、金門島でのガイドのおじさんも 微信を教えてくれて「困ったことあったらいつでも連絡してね!」と言ってくれました。
本来の目的
そもそも、金門島へ行ってみたいと思ったのは、こんな記事を読んだからでした。
金門の商店街に「奇観」 中華民国国旗と中国大陸の五星紅旗はためく/台湾 | 観光 | 中央社フォーカス台湾 MOBILE
金門島の模範街というところでは、観光誘致のためとはいえ、中国と台湾(中華民国)の国旗が共存するという、不思議な光景が見られます。
これを見たかったのですが、ツアー終盤になってやっと日程に入っていないことに気づきました…(笑)
よく確認するべきでした。
まとめ
一人でのツアー参加でしたが、周りの人たちのお陰で楽しめました。
模範街は行けませんでしたが、自分のミスなので仕方ないですね(笑)
日本人のツアーとは違った雰囲気が味わえて、それも面白かったです!
また、厦門から台湾島へ飛行機で直接渡るより、厦門からフェリーで金門島→飛行機で台湾本島というルートの方が安いらしく、台北や高雄に行く人も多かったです。
もしまた厦門へ行くことがあれば、そのまま台湾島へ渡ってみたいと思いました^ ^