こんにちは、ハルです。
北京にある北京首都国際空港は、世界的にも重要な空港の1つ。
トランジットで利用した事がある人も多いと思います。
しかし、意外と知られていませんが、北京にはもう一つ空港があります。それが北京南苑空港。
国内線のみですが、中国で初めて作られた空港で、今も現役で使われています。
北京南苑空港
北京南苑空港は、中国(清朝)初の空港として1910年に開港しました。軍専用でしたが、2015年から民間輸送も開始。
国内線のみ、しかも民間機は中国連合航空のみの運行です。そのため、北京在住歴が長い人でも利用した事がない人も多いです。
私は厦門へ旅行に行く際、安いチケットを探して購入したら、たまたま南苑空港発だったので利用することになりました。
現在でも空軍が利用しており、一部の場所は撮影禁止となっていました。
立地
北京南苑空港は、名前の通り北京の南の方にあります。北京の中心、天安門広場から13km、車で40分。
北京首都国際空港は、天安門広場から25km、車で1時間です。
市内との交通手段
北京首都国際空港は空港線(電車)と直通バスがあるのに対し、南苑空港はバスのみです。
西単というところなどから空港行きのバスが出ています。
市内中心部から割と近く、値段も日本に比べて安いのでタクシーに乗るのもいいでしょう。
私はタクシーを利用したため、現在のバスの運賃は分かりません…。20元以内で行けるのでは?
ちなみに空港線で北京首都国際空港へ行くと、地下鉄乗換駅(地下鉄10号線「三園橋」または13号線「東真門」)から25元です。
実際に使ってみた
北京から厦門へ行く際、南苑空港を初めて利用しました。
国内線なので、中国人ばかり。
早朝便だったので、朝5時前に空港に着きました。24時間営業ではないらしく、まだ開いていなかったので外で待ちました。
5時過ぎには開いたと思います。
入るとこんな感じ。
本当にこれだけのスペースしかありません。
チケットは自動発券機で。
20分くらい経ったら係りの人が来て電源を入れてくれました。
こんな感じの機械。
パスポートをかざして、予約番号を入れればすぐ発券できます!
中国あるあるで中国の身分証がないとできないかな?と思いましたが、パスポートも大丈夫でした。
ちなみに鉄道駅にある自動発券機は、中国の身分証がないと使えないため、外国人は窓口で並ぶ必要があります。
チケットはペラペラの紙
荷物を預けます。
私は40Lくらいのバックパック1つとメッセンジャーバッグだったので、荷物は預けず機内に持ち込みでした。
安全検査。ちゃんとしていました。
コンタクトの液が100ml以上のサイズのボトルだったため没収されました(泣)
写真は撮り忘れましたが、待合室は鉄道駅っぽい感じ。でもかなりこじんまりとしていて、綺麗な鉄道駅より古びていました。さすが歴史ある空港です。(一言で言えばボロい…)
お店は少しあるものの、数や種類は少ないです。しかも早朝なのでやっている店も2つくらいでした。
搭乗口は、長距離バスの乗り場のよう。
バスで敷地内を移動して搭乗。
とにかく皆んな我先にという感じです。寒かったしね。
出発する頃にはやっと少し明るくなっていました。
時間に正確
北京首都国際空港は、発着数が多くキャパオーバーで遅延が多いです。
その点、北京南苑空港は便数が少なく時間に正確だそう。
まとめ
個人的には、設備や行きやすさ(空港線で地下鉄を乗り換えて行ける)から、同じ値段だったら北京首都国際空港を選ぶかな〜とは思います。
(南苑空港は大学から行きにくい場所にあるというのもあります)
北京首都国際空港、北京南苑空港は北京の反対側とも言える立地です。
宿泊場所や行く場所も考えて、どちらの空港を利用するか考えると良いでしょう。
綺麗さや最新設備を求めなければ、思ったより快適に利用できました!
国内線のみですが、機会があれば利用してみてください。