こんにちは、ハルです。
2019年9月、新疆ウイグル自治区へ行きました。
ウルムチから列車に揺られること20時間、キルギスとの国境に近いカシュガルという街で、面白い場所へ行きました。
毎週日曜だけ、カシュガルの郊外で開かれる「羊牛巴扎(羊牛バザール)」です!
今回の記事は説明するより見たほうが面白いので、写真多めでいきます!
羊牛巴扎(羊牛バザール)とは
その名の通り、羊や牛などの家畜を取引する市場です。ここで取引される家畜は、お肉や毛皮になります。
毎週日曜日だけ開催されるので、カシュガルを訪れる際はぜひ日曜日を含む日程を組んでみてください。
行き方
ゲストハウスで知り合ったエクアドル人の友達と一緒に行きました。私はこの場所の存在も知らなかったのですが、彼女が行きたいと言うので付いていくことにしました。
地図でいうとこの青いところです。詳しい住所やバザールの正式名称はよく分かりませんでした…。
私はカシュガルの中心部からタクシーで行きました。东巴扎(東バザール)というバス停近くでタクシーを拾い、運転手さんに写真を見せて「ここに行きたい」と伝えると連れて行ってくれました。そこから20分くらい、料金は30元だったと思います。気さくな運転手さんでした。
2人で行ったので一人当たり15元。タクシーは3人乗れるので、3人で行けば1人当たり10元で行けます!
东巴扎のバス停からバスで行けないこともないのですが、バス停がかなり離れているためタクシーで行くことをオススメします。帰りはバスで帰ってきたのですが、かなり大変でした。
(もしバスで行く場合は、23番のバスで行くことができます。1元です。)
帰りのバスは本数が全然ないので大混雑!終点までずっと満員でした。漢族は一人も乗っていなかった。
バザールを散策!
市場の外では食べ歩きができる
バザールの外側のエリアには色んな屋台が並んでいます。その場で絞めた羊のお肉を使った料理が食べられます。
剥いだ皮が置いてある…!
新疆ウイグル自治区の一人当たりの羊肉の消費量は、ぶっちぎりで全国一位だそうです。野菜より肉が安いと聞いたことがあります。
羊の串焼き。いい匂い…じゅるり。
羊肉の入った炊き込みご飯みたいなやつ。日本人好みの味で美味しい。
▼北京にある新疆料理の店でも食べました。大好きです。
カシュガルで有名なハチミツやイチジクのようなフルーツを売っている人もいました。
イチジクみたいなフルーツ。美味しかった!
こちらはザクロのジュース。ワインではありません。
削った氷+ヨーグルト+ハチミツ=美味しいドリンク
烤包子をいっぱい買ったおじいちゃんとお孫さん。微笑ましい☺️
▼ウルムチではこの烤包子を作る様子を見学しました。絶品です。
いよいよバザールを見学
屋台の通りを抜けてバザールへ。
すごい異国感!たくさんの羊が取引されています。漢族はほぼいなく、ウイグル族の人たちばかりです。
次から次へと家畜が運ばれてきます。トラックから降ろすのですが、突き落とすようにするので羊さんたち怖がっていました…。
運ばれてきた家畜を紐で繋いでいます。お兄さん、慣れた手つきです。
お尻が並んでいる〜
この後食べられる自分の運命を知っているかのような表情でした…。
買いに来た人たち。
羊毛をカットするおじさんたち。
大人しく刈られる羊さんたち。
刈られた羊さんたちも繋がれています。また毛が生え変わるまで育てるのでしょうか。
「写真撮ってよ」とばかりにこちらに笑顔を向けてくれたおじさんおばさん。ヤギを連れて来ていました。
日曜なので、子供も付いて来ています。ここが遊び場なら楽しいだろうな〜
写真大好きな子供たち。毎週日曜は親の仕事についてここに来ているそう。色んなポーズをしてくれました。
正直、最初は何か欲しいと言われるのかな?と疑って警戒してしまいましたが、ただの純粋な子供たちでした。ウイグル族の大人は中国語が話せない人も多いですが、子供は中国語で教育を受けているので話せます。なんだか複雑…。
羊がほとんどですが、牛もいました。これは乳牛かな?
隅の方にロバもいました。これは食べる訳ではない…?
注意点
実際に行って思った注意点をいくつか。
・絶対に午前中に行くべし
私は午前10時半時頃に着きました。たくさん取引しているところを見れて良かったです。
が、旅行中に知り合った日本人の友達に「ここ面白いよ」と教えたところ彼らも行ったそうですが、夕方に着いたのでほとんど終わっていたのだとか。
張り切って早朝に行く必要はありませんが、午前中に行った方が活気があるところを見られると思います。
・日焼け止めは必須
暑い時期に行くなら日焼け止めは必須です。屋台エリアは屋根がある場所もありますが、バザールにはほとんどありません。日傘を使う雰囲気ではないし、使うと取引している人の邪魔になります。
日焼け止めをバッチリ塗って行きましょう!私は焼けて首から提げていたカメラの紐の跡がくっきりつきました…。
・汚れてもいい服装で行く
なんとなく想像がつくと思いますが、バザールは砂埃がすごいです。砂だらけになった。
家畜がひしめき合う狭い場所を通ることもあるので、汚れても良い服装で行きましょう。カメラのレンズなども砂埃に注意。
まとめ
地元の人たちの生活や営みが垣間見れて、とても面白かったです。観光地として開いている訳ではないので、邪魔にならないようにしながら見学しました。
カシュガルを訪れる際は、このバザールを見るために日曜日を含んだ日程で行くことをおすすめします。
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