こんにちは、ハルです。
私は北京第二外国語学院という大学に留学中です。通称「二外」、北京以外の地域では北二外と呼ばれます。
中国は大きい割に外国語大学がそんなに多くはなく、外国語大学としては結構有名な大学らしいです。
中国人の先生は「全国トップの外大は北京外国語大学、二位は上海外国語大学、二外はその次くらいに良い大学」と言っていました。
(人によって違うかも)
そんな北京第二外国語学院の施設と周りの環境をご紹介します。
(2018年5月現在)
所在地
北京の東の郊外、朝陽区にあります。
北京の多くの大学は西の方(海淀区)にあるので、真反対です。北京大学、清華大学、北京語言大学、北京外国語大学など、全て西にあります。
この辺りから大学の多い五道口に行くには、地下鉄で1時間半、タクシーで道が空いていて30分もかかります。
週末に出かけるときは、片道1時間弱が平均と言ったところしょうか。
一応聞いてはいたけど、思った以上に田舎でした(笑)
交通機関
北門から歩いて10分程のところに地下鉄6号線「褡裢坡」駅、南門から15分程のところに八通線「传媒大学」駅があります。
八通線は、一号線の終点駅から伸びています。
バスもありますが、あまり使いません。
北門の目の前に「第二外国語学院」バス停があります。
施設
中国の大学は敷地が広く、学内の移動が大変な程ですが、二外はかなりコンパクト。
北門から南門まで、歩いて10分くらいです。日本の高校よりちょっと大きいくらいのイメージ。
「中国の大学感」はあまりありませんが、移動が楽なので私は良かったと思っています。
①留学生公寓(二号楼)
留学生が住む寮は3つありますが、ここがメインの寮です。私もここに住んでいます。
繋がっていますが、館内はABCの3つのエリアに分かれています。
A: 主に中国政府奨学金生が住む。アフリカ系、日韓以外のアジア人が多い。日本人は現在私1人。
B: キッチンもあり、1番条件が良い。主に交換留学生が住む。本科生を含め、現在二号楼の日本人は私以外全員Bに住んでいます。
C: 欧米系、アフリカ系の留学生が住む。トイレとシャワーも共同と条件は良くない。
共同のキッチンと冷蔵庫があります。Aの1階にちょっとしたフリースペースがあります。先学期まで売店もあったけどなくなりました。
基本2人部屋ですが、Bにはいくつか一人部屋もあり、ほとんど日本人が占領しています。
門限は一応ありますが、管理人も慣れているので遅く帰っても割と快く?開けてくれます。
二号楼の目の前は芝生?があり(前は何もない平地だったらしい)、その奥はテニスコートです。
②第一食堂
二階建ての食堂。基本的にフードコート式です。
1階の外にはフルーツの店、反対側には中国移動(携帯ショップ)があります。←来たばかりの頃はここでSIMカードを買いました。
2階の奥には洋食屋(微妙、先学期までは雲南料理屋だった)と火鍋屋(美味しいけどちょっと高い)があります。
隣の奥には、イスラム教徒(新疆出身、回族など)向けの食堂(清真食堂)もあります。
③第三食堂
3階建てで、1階の食堂は学内で一番安いです。2階には日韓食堂(微妙)、洋食(美味しくない)、ドリンクスタンドもあります。
3階は中華と韓国料理のレストラン。行ったことないですが、パソコンルームもあるらしい。
1階は食堂以外にも、売店と雑貨屋、印刷・コピーの店があります。
④求是楼
学内で一番高い建物。2年前くらい?にできたばかりだそうで、とてもきれいです。
語学留学生の授業はここで行われます。主に6階、7階、リスニングの授業は3階のパソコンルームでやったりします。
もちろん中国人学生も授業で使っています。
1階にはちょっとしたホールがあって、たまに講演会をやったりしています。
外の2階にはカフェもあります。
⑤人文楼(一号楼)
二外と言えば、運動場の奥に見える赤い建物がシンボルです。
三角形?の変わった構造をしていて、よく迷子になります。2階には大きめのホールがあります。
2階のオフィスかその前の機械で学内Wi-Fi(有料)のチャージができますが、アプリでチャージできると知ってからは自分でやるので行っていません。
⑥図書館
図書館は学生カードをかざして入ります。自習スペースをたまに利用します。
語学留学生は本を借りることができないのが残念。
⑦六号楼
六号楼は中国人の女子寮です。可愛い建物。BISU(Beijing International Studies University)のモニュメントもあります。
地下には自習室、売店、コピー、クリーニング店、カフェ、本屋、茶室などがあります。自習室は夜10時まで開いていて、週末でも常に勉強している人がいます。
茶室ではお茶のセットを貸してくれます。
(お茶が好きな友達に誘われて最近初めて行った)
⑧国际交流中心(八号楼)
留学生寮の中で一番値段の高く、唯一のバスタブがある寮です(ない部屋もあるのかな?)
ホテルも兼ねていて、空いている部屋は一般の人も泊まることができます。確か1部屋1泊300元くらい。
ホテルなので門限もなく、一番自由で条件が良いです。教室からちょっと遠いけど。
現在、日本人は比較的まとまった人数で留学に来る関西学院大学の留学生だけが住んでいます。
2階には綺麗目の中華料理店があり、ここで学期初めに二外と隣の伝媒大学との日本人合同新歓が行われました。
八号楼の裏にはプールとバトミントン用?の体育館があります。有料なので使ったことはありません。
⑨七号楼
↑外の歩道橋から撮った写真
留学生が住む寮の中で一番値段が安いです。韓国人が多い印象。女子寮なので男子留学生は二号楼か八号楼に住みます。中国人学生もたくさん住んでいます。
現在日本人で住んでいる人はいません。
中国人も住んでいるため門限が厳しく、11時になると閉まります。それ以降に帰ると電話で管理人を起こして開けてもらうので怒られます。
1階は売店と、荷物の受け取り場所があります。ネットで買い物すると、大学に届いた荷物は全てここで保管されるので、自分で取りに行きます。
⑩明德楼
北門から入って真正面にある建物。主に各方面の事務室が入っています。
学期の初めに学費や寮費を2階の事務室で払います。
1階には留学生専門のオフィスがあり、困ったらここに行きます。奨学金関連でよく行きました。1人日本語の話せる先生もいます。
運動場
夜は9時過ぎまで解放しており、誰でも自由に使えます。改修工事を終えたばかりでピカピカです。
バスケ、バレーのコートもあります。
端っこに筋トレの設備や、小さめですがテニスの壁打ちもあります。
夜はランニングや散歩する人がたくさんいます。
大学周辺
中国伝媒大学
お隣には中国伝媒大学があります。二外より少し広いです。アナウンサーや広告などメディア系の学部があります。
伝媒大学の周りはお店や屋台も多いのでよく行きます。
マクドナルド
北門の目の前、歩道橋を渡ってすぐのところに24時間営業のマクドナルドがあります。
なるべく行かないようにしていますが、時々利用してしまいます…。
スーパー
スーパーが2軒あります。
マクドナルドと同じ建物に「天客隆」というスーパーがあり、私はだいたいここで買い物します。
入り口の近くに、ケーキ屋さんと24時間営業のコンビニもあります。
褡裢坡の駅に向かって歩いて行くと右手に「京客隆」というスーパーもあり、こちらは結構大きいスーパーです。
LAKER’s
西門から出て(西門は6時で閉まるのでそれ以降は遠回り)少し、伝媒大学との間にあるお店。
金曜や土曜の夜は欧米系やラテン系の留学生がいっぱい。(もちろん他の国の人もいます)
留学生の溜まり場って感じ。
お酒はビールしか頼んだことないけど、カクテルやワインもあるはず。ビールタワーもあります。ピザも美味しいです。
夜9時以降は金曜はフード、土曜はドリンクが全品半額になります。(前は金曜がフードもドリンクも全て半額だった)
日本料理「加藤屋」
北門から出て右に曲がって5分くらいのところに、日本食屋があります。
特別美味しい訳ではないですが、学内の日本食よりは美味しいです。
ラーメンやうどん、トンカツ、カレーなどがあります。
セブンイレブン
地下鉄「褡裢坡」駅に、セブンイレブンがあります。大学方面の出口でないのであまり行きませんが、時々利用します。
朝阳大悦城(joy city)
地下鉄6号線で一駅の青年路駅(駅から直通)、北門のバス停からなら30分弱のところにある結構大きいショッピングモール。
地下一階にはイオンのスーパーもあります。
一幸舎(博多ラーメン)、牛角、温野菜、寿司など日本料理のお店も結構あります。
先学期までは学校の近くに韓国料理屋や串屋があったのですが潰れてしまい、最近は大勢で集まる機会が減りました。
まとめ
これで、留学生が利用する学内の施設と近隣の店はほぼ全て紹介しました。
留学前から北京の中でも外れの方にあるとは聞いていましたが、予想以上に何もない(笑)
西の大学に比べて誘惑が少ないので、勉強に集中できるかも?
とは言え、地下鉄で足を伸ばせば何でもあるし、大学周辺は落ち着いた雰囲気で、私は気に入っています。
二外に留学予定の方、北京で大学選びに迷っている方の参考になれば幸いです^ ^
p.s.中国は色々すぐに変わるので、時間が経つと周辺の様子は大きく変化しているかも。特に飲食店。
(2018年5月現在の情報です)