こんにちは、ハルです。
2018年11月25日に行われた第96回中国語検定の2級を受験しました。
結果が出て、合格していました!!!
中国語検定とは
正式名称は「中国語検定試験」、略して「中検」と呼ばれます。
中国語検定協会が日本語を母語とする中国語学習者向けに行なっている検定試験です。
1級が最高級で、準1級、2級、3級、4級、準4級があります。
HSKとの違い
HSKは全世界共通の試験で、設問も全て中国語です。中国語の運用能力を問われる試験といえます。
一方で中検は、中国語の読解能力、リスニング力、日⇄中の翻訳能力が問われます。
日本ではHSKより中検の方が知られていると思います。
中国語検定2級のレベル
中国語検定協会公式サイトによると、中検2級のレベルは以下のようです。
実務能力の基礎づくり完成の保証
複文を含むやや高度な中国語の文章を読み,3級程度の文章を書くことができること。
日常的な話題での会話が行えること。
熟語・慣用句の意味,語句の解釈,500字程度の中国語の文章の部分訳,30字程度の単文の中国語訳。
一般的に、中検2級はビジネス中国語の入り口と言われることが多いようです。
HSKでいうと5級レベルと聞いたこともありますが、きちんと中検に特化した勉強をしないとHSK6級を持っていても落ちる人は落ちます。
(HSKとは性格が違う試験なので正確には比べられないですが)
合格ライン
試験は大きくリスニングと筆記に分けられます。それぞれ100点満点です。
やっかいなのが、HSKと違いリスニング・筆記でそれぞれ70点以上取らないと合格できないということ。
合計で140点あっても、どちらかが69点以下だと不合格となってしまいます。HSKはリスニングと筆記の合計点なので、その点中検は厳しいですね。
ただし、難易度が高く合格率が低い回は合格ラインが65点まで引き下げられる場合もあります。
第96回の合格率
今回、2級の合格率は36.5%でした。
いつもは20%台のことが多く、20%以下のこともあります。今回の36.5%という数字はかなり高いです。
確かに、問題を解いていて手応えがありました。ラッキーな回でした!
点数と感想
リスニング95点、筆記72点という結果でした。
各70点で合格なので、筆記はギリギリでした。
しっかり勉強できなかったので、「受かればラッキー」くらいの気持ちでダメ元で受験したというのが本音です。易しい回で運が良かった。
リスニングはもともと得意なので、満点取れたかな?とも思いましたが、ミスがあったようで95点。
(中検のリスニングはゆっくりで簡単、2回読んでくれます。HSK6級のリスニングは速くて1回しか聞けないので難しいです。)
3級を受験した時も感じましたが、筆記の問題はけっこうやさしく採点されていると思います。私はおそらく、各問題マイナス1点という感じでした。
受験1ヶ月半前くらいから下で紹介するテキストをやり始めたのですが、この時期はとても忙しく全然勉強時間が取れませんでした…。ちゃんと勉強したのは受験前の1週間弱です(汗)
文法をもっとちゃんとやらないといけなかったですね〜落ちたつもりで勉強し直します。
過去問と解答が試験問題・解答 | 中検 | 中国語検定試験で公開されています。出題傾向が分かるので、受験前に何回分か解いてみることをおすすめします。
受験対策
私は1年の留学が終わって約3ヶ月後に受験しました。この時すでにHSK6級は取得済み(点数はギリギリでした)。
HSK6級を持っていても文法をしっかり押さえなければならないし、翻訳もあるので気は抜けません。HSKもギリギリ合格だったので。
↓私はこの2冊のテキストを買いました。
CD3枚付 合格奪取! 中国語検定2級 トレーニングブック リスニング問題編
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まとめ
ちゃんと勉強せずに試験に臨みましたが、留学の貯金が残っていたのと、いつもに比べて易しい回ということで合格できました。
いつもの難易度だったら不合格だった可能性が高い…!テキストもまだやっていないページがあるので、また復習しようと思います。
HSKは点数が重要ですが、中検は何点でも合格は合格(笑)
とりあえず受かって良かったです!!
↓HSK5級と6級についてはこちら