こんにちは、ハルです。
2020年1月28日から27日までの1ヵ月間、ヨーロッパ周遊旅行でポルトガル、スペイン、フランス、ドイツ、ポーランド、デンマークの6ヵ国を訪れました。
久しぶり(4年ぶりくらい)のヨーロッパで、アジア以外で初のバックパッカー旅行ということもあり、計画を立てる段階で
「ヨーロッパ周遊 バックパッカー 費用」
とググりまくりました。
しかし調べて出てくる内容は旅行の期間やスタイルが違ったり、「ヨーロッパ安く行けます!」という内容だと物価の安い東欧メインの話だったり。なかなか私と同じ条件での体験談が見つかりませんでした。
そこでこの記事では、
・1ヵ月間
・西ヨーロッパ6ヵ国(東より物価高め)
・ある程度節約のバックパッカースタイル
という条件を前提に、私の旅の費用とその内訳、節約のために工夫したことをご紹介します!
- ズバリかかった費用は…
- 1か月間の旅行ルート
- 航空券 77730円
- 宿泊費 43518円
- 食費 34130円
- 都市間交通 30763円
- 海外旅行保険 21850円
- 観光地入場料 19560円
- お土産・雑費 13550円
- 市内交通 9076円
- インターネット(SIM) 2166円
- 洗濯 0円
- まとめ
ズバリかかった費用は…
勿体ぶってもしょうがないので、まずはかかった費用。
約25万円でした!
詳しく言うと、252343円。
(1€=120円、1ポーランドズロチ=30円、1デンマーククローネ=16円で計算)
安いと思うか高いと思うかはあなた次第。30万円以内だといいなと考えていたので、予想よりだいぶ安く行くことができました。
▼費用の内訳はこんな感じでした
ちなみに、前回中国を1ヵ月くらい旅したときは往復航空券と海外旅行保険抜きで(北京に留学中だったため)12万円ほどでした。
詳しい値段は後述しますが、今回の総費用25万円から航空券と保険でかかった10万円を引くと…現地での費用は意外と差がない!
1か月間の旅行ルート
1ヵ月で6ヶ国を訪れた、少々忙しい旅でした。
ポルトガルのリスボンから入って、デンマークのコペンハーゲンから帰る航空券だけ先に予約しました。その他の場所は絶対行きたい都市を中心に決めましたが、現地で予定変更もありました。
黄色の線はLCC利用で、他は基本的にバス移動、たまに電車移動です。
以下ではかかった費用を用途別に紹介します。
航空券 77730円
カタール航空で予約しました。写真は乗り継ぎのドーハ上空。
カタール航空は初めてでしたが、サービス良く機内食も美味しくて快適な旅でした。
乗り継ぎが長く行きは30時間、帰りは25時間かかりましたが、2ヵ月前に決めた割にまあまあ良い値段で取れたのではと思います。
やはり航空券が一番大きな割合を占めるので、安く取れるに越したことはありません。時期にもよると思います。
行き:名古屋-成田-ドーハ-リスボン
帰り:コペンハーゲン-ドーハ-香港-名古屋
(香港-名古屋便の欠航により渡航後コペンハーゲン-ドーハ-バンコク-名古屋に変更、変更無料でした)
宿泊費 43518円
ほぼゲストハウスに泊まっていました。1泊1400円〜3000円くらい。Booking.comやHostel worldの値段と、立地やサイトの評価を比較しながら予約しました。
なるべく朝食付きの宿を選んでいました。朝食がオプションの場合は3€くらいなら利用することもありましたが、だいたいスーパーでヨーグルトやパン、フルーツを買って食べたり。
ミックスドミトリーと女性専用ドミトリーの値段差が少ないときや、洗濯物を干したい日は女性専用を選んでいました。
ポーランドの田舎街だけゲストハウスがなかったので個室でしたが、それでも2000円くらい。
パリは友達の家に3泊泊めてもらいました。
デンマークは物価が高く心配でしたが、ミックスドミトリーで3000円くらいの宿を見つけることができました。
また、夜行バスに乗った日は宿泊費が浮いています(体力的にキツイので3回くらいしか乗っていない)。
以前中国でカウチサーフィンをしたことがあります(失敗したけど)。今回は利用しませんでしたが、日程の融通が効く場合は使ってみるのも良いかもしれません。
食費 34130円
自分次第で高くも安くもなるのが食費。
私の場合は友達と一緒に旅していたポルトガル・スペインは外食が多めでしたが、その他は現地の友達と会うとき以外は自炊していました。
今までは物価が安いアジア旅行が多かったので、旅行中の自炊は初めての経験。自炊する人が多いからか、ヨーロッパのゲストハウスはほとんどの場合キッチンがあります。
▲ある日スーパーで買った食材
油が無い宿もあったので、代わりになるペースト状のソーセージ(?)は便利でした。
調味料は色々置いてある宿もありますが全く無い宿もあります。塩だけ持っていましたが、途中でコンソメキューブみたいなのを買いました。
▲パスタは簡単で味も具材も変えられておすすめ(こう見えて具材入ってる)
▲連泊する時はじゃがいもを細長くスライスして水入れて冷蔵庫で保存していました。ここまでやっておけばすぐ調理できて便利
▲こんな感じにして食べたり。写真忘れたけどチーズ入れたときが美味しかった
私はあまり長く連泊しなかったので材料を色々揃えられず簡単なものしか作れませんでしたが、定住している人は本格的な料理を作っていました!お裾分けしてもらったことも。
スーパーで買い物して料理したり宿のキッチンで他の人と交流できるのが楽しく、特に外食を我慢をしたという感覚はありません。スーパーに行くと地元の人の生活が垣間見れて、けっこう面白いです。
自炊メインでしたが、スペインではパエリヤ、フランスではガレット、ドイツではカリーヴルストなど現地のレストランでの食事も程よく楽しみました。
国にもよりますが、自炊した場合は1食3€前後、外食は10〜15€くらいでした。
自炊する場合、まとめて食材を買うほど1食当たりの値段が安くなります。
都市間交通 30763円
ポルト-バルセロナだけLCC(Rayanair)を利用しましたが、基本的には高速バスで移動していました。短距離のときは電車にも何回か乗りました。
高速バスは、FlixBusとBlablaBusの2つの値段を比べて予約していました。
FlixBusの方が路線がたくさんあり小さな街でも通っていることが多いですが、大都市間だとBlblaBusの方が安いこともけっこうありました。どちらもネットで支払い、QRコードを見せるだけで乗車できて便利です。
私は当日〜1週間前にバスを予約していましたが、早く予約した方が安い場合が多いので予定が確定したら早めに予約すると節約できます。
私は使いませんでしたが、時間に余裕があり、もっと節約したい方は相乗りサービスのBlablaCarを利用してみるという手段もあります。
海外旅行保険 21850円
もともとクレジットカードの保険だけで行くつもりでしたが、知り合いに勧められ渡航前日に加入しました。
結果的に使いませんでしたが、長期間であったこととヨーロッパということで盗難などのリスクもあったので、保険に入ったことで安心して旅行できました。
観光地入場料 19560円
日本の学生証を持って行ったので割引になる場所もありました(18歳までなど学生でも割引にならない場所もあった)。
大学生協で国際学生証が1700円で発行できますが必要ないと思います。ほとんどの場所で日本の学生証も使えます。
観光地の入場料で一番高かったのはバルセロナのサグラダファミリア。塔に登るチケット込みで学生料金31€(約3720円)でした。
素晴らしかったので「このお金が建築資金になるなら喜んで払います!」という気持ちになりました笑
行きたいところには行きましたが、もともと観光地にはあまり興味がなく、パリではルーブル美術館にもベルサイユ宮殿にも行きませんでした。1人のときは街歩きがメイン。その分安くなっています。
お土産・雑費 13550円
チョコレートなどお土産と、現地で必要になって買った日焼け止めやリップクリーム、生理用品、薬…などなど。
ポーランドの陶器の街「ボレスワヴィエツ」で8000円分くらい食器を買ったのも含まれています。4kgくらいになったのでその後の移動が大変でした…バックパッカー旅行で行くところじゃなかった笑
市内交通 9076円
市内のバスや電車、トラムの乗車券代です。1日中観光するときは1日乗車券を買ったりもしました。
小さな街や観光地が密集している街では基本的に歩きで周ったので、市内の交通費がほぼかからなかったです(フランスのリヨン、ドイツのハイデルベルク、デンマークのコペンハーゲンなど)。
徒歩30分なら迷わず歩き。1時間だと迷うかな。片道だけ乗るとか。
歩くと色々な発見があるので楽しいです。
インターネット(SIM) 2166円
渡航前にAmazonでヨーロッパ周遊SIMカードを購入し、SIMフリーのスマートフォンに入れて使っていました。12GBとたっぷりデータ量あって通話もついていたので大満足です。
洗濯 0円
その国の物価や宿にもよりますが、洗濯サービスや洗濯機を利用すると、乾燥まで含めて1回当たり8€~10€(約960円~1200円)ほどでした。…高い!
一度も利用しませんでした。
洗濯サービスや洗濯機を使うと一度にたくさん洗濯できますが、バックパッカー旅行では服を何セットも持てないので、少量をこまめに洗濯したい。
それで手洗いする人が多いですが、私は長期旅行の時は毎回スクラバウォッシュバッグを使っています。
洗剤と水、洗濯物を入れて、空気を抜いてくしゅくしゅすると、内側の突起によって汚れが落ちるという優れもの。脱水はさすがに手で絞るしかないですが、かなり簡単に綺麗に洗えるのでおすすめです。
値段は6千円と旅行グッズにしてはやや高めですが、物価の高い国なら何度も使えば元が取れるし 、丈夫なので長く使えると思います。旅行以外のときは防災グッズと一緒に保管しています。
まとめ
西ヨーロッパは物価が高く心配でしたが、思ったより安く旅行することができました。
人それぞれ旅のスタイルや行きたい場所、こだわりが違うのでこれは一例に過ぎませんが、参考になれば幸いです。