こんにちは、ハルです。
中国に滞在するにあたって、他の多くの国と違うのはインターネット規制があること。
日本で普及しているサービスでも、使えないものがたくさんあります。
日本の家族、友達、学校との連絡手段を紹介します。
中国で使えないサービス
まず、中国では規制対象になっているサービスの例を挙げます。(2018年3月現在)
・LINE
・Facebook(messengerも)
・YouTube
・Google全般
・Yahoo検索(メール、ニュースはオッケー)
などなど。
どれも日本ではよく使うものですね。
留学中に私が使っている方法
①メール
SNSが普及している今ですが、メールも重要な連絡手段。特に日本の所属大学、私の場合は奨学金でお世話になっている日中友好協会の方とはメールでやり取りします。
日本ではgmailを使っている人も多いと思いますが、中国ではGoogleが規制対象になっており、gmailも基本的には使えません。
そのため、私は出発前にYahooメールのアドレスを作りました。
しかし、2017年10月からYahooでの検索(メール、ニュースは使えます)も規制対象になったため、使いづらくなった部分があります。
Yahooメールだけでもなんとかなりますが、念のためOutlookのメールアドレスを取得し、現在はこちらをメインで使っています。
→ Outlook – free personal email and calendar from Microsoft
②微信(wechat)
中国でスマホを持っている人ならほぼ100%利用しているメッセージアプリです。
日本でいうLINEのような感じ。
(wechatの方が更に色々な機能もありますが、ここでは触れないことにします)
日本からでも問題なく使えます。家族や仲のいい友達には、連絡手段としてインストールしてもらいました。
これでいつでも連絡することができます。
1番よく見るので、確実に早く連絡が取れる方法だと思います。
③VPNを使って壁越えする
VPNを介して規制されているサービスを使う行為は、通称「壁越え」と言われています。
VPNを使えば、上記の規制対象のサービスも使うことができ、日本と連絡が取れます。
無料のVPNアプリもありますが、規制が進んで突然使えなくなり、別のアプリを探すことがよくあります。更に、無料VPNからウイルスに感染する危険性があります。その為、私は有料のVPNを使っています。
(私の周りでは無料のVPNをずっと使っている人の方が多く、問題なく使えているようです。でも月に1000円ちょっと出して有料VPNを使った方が安心だよ、とオススメしておきます。)
以前、iPhoneが無料VPNからウイルスに感染し(?)、大変なことになりました↓
現在使っているのは、インターリンクのセカイVPNです。
→ セカイVPN いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス- INTERLINK
④規制対象外のサービスを代わりに使う
日本語検索
連絡手段とは少しずれますが、紹介しておきます。
日本でインターネットを使って調べごとをするとき、ほとんどの方がYahooかGoogleのどちらかを使うと思います。
GoogleはGoogleマップやgmailを含めて全て使えませんし、Yahoo!も検索は規制対象になりました。
しかし、他にも検索エンジンは色々あります。
私が最近よく利用しているのは、Bingという検索エンジンです。こちらはまだ使えます(2018年6月現在)。
→ Bing
メッセージアプリ
②のwechatは便利ですが、日本では中国人の知り合いがいる人以外はまず使っていません。
家族以外の人には、他に使う用事もないのにインストールしてもらうのもな…と思うかもしれません。
そこでおすすめなのが、Skype(スカイプ)です。
パソコンのイメージがあるかもしれませんが、スマートフォンのアプリもあります。
LINEと同じようにメッセージや写真・動画を送ることができ、電話やビデオ通話も可能です。
(送った写真の画質が悪くなるのが残念)
まだ規制対象になっていないので(2018年6月現在)おすすめです。
以前、中国にいる私、日本にいる友達、フランスに留学中の友達の3人でSkypeでビデオ通話をしました。
少し時間差はあるものの、問題なく使えました!
短期滞在に便利な方法
①香港SIMを使う
旅行や出張など数日~1か月程度の滞在の場合、SIMフリーのスマートフォンやタブレットを持っている方は香港と大陸で使えるSIMカードを利用すると便利です。
日本にいる時と同様に先述したLINEなどのSNSやGoogleを使うことができるので、とても安心です。事前にAmazonなどで購入できるので、現地に着いてすぐインターネットにアクセスできます。
▼私が前回の旅行で使ったのはこちら
こちらは4Gが香港と中国31省で7日間使えるSIMカード。期間やデータ量の上限有無などいくつか種類あります。複数枚セットのものも売っているので、滞在期間によって何枚か持って行ったり他の人とシェアすることも可能です。デザリングもできるので、PCなどにも繋げられます。
香港のものなので繁体字中国語ですが、Amazonで買えば日本語の設定方法も書かれているので問題なし。
前回使った際はSIMを入れてすぐに使うことができ、都市部では問題なくサクサクネットが使えてとても快適でした。列車での移動中は繋がらないこともありましたが、人が住んでいないような場所なのでそこは仕方がないと思います。
②VPN付きWiFiを借りる
スマートフォンがSIMフリーでない方は、VPN付きのWiFiを借りるという手段があります。グローバルWiFiやイモトのWiFiなどで提供されています。
SIMカードより値段が高めの場合が多いですが、1つ借りれば複数人でシェアして使える点はお得です。
まとめ
最初は日本のサービスが使えないことを不便に感じていましたが、慣れてしまえばどうってことありません。
とはいえ、渡航前に連絡手段について家族や友達と相談しておくと安心です。
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