北京留学あれこれ日記

~旅好き女子が中国に留学してみた話と帰国後のこと~

【HSK5級合格!】時間配分とコツ

こんにちは、ハルです。

 

 

先月受けた中国政府公認の中国語試験、新HSK(漢語水平考試)の5級の結果が出ました。新HSKは1〜6級があり、6級が一番上の級です。

 

合格していました!

( ˆoˆ )/

(厳密には現在5級と6級は合否が出ませんが、以前は180点以上で合格でした。難易度は変わっていません。)

 

 

↓受験形式はネット試験です。

chinaryugaku.hatenablog.com

 

 

 

 

成績

听力(リスニング)、阅读(リーディング)、写作(作文)が各100点、合計300点満点です。

f:id:chunhua1223:20180521222558j:image

正答率は約81.6%でした。

 

閲読が過去問をやった中で一番点数が悪いので悔しいですが、それも実力…。

 

 

ちなみに私の中国語学習歴は、

日本の大学の第二外国語で2年半中国語を履修

(南京に1ヶ月留学)

(中国語検定試験3級合格)

中国に留学して8ヶ月目でHSK5級受験、合格

 

という感じです。

もう少し早く受験しても良かったのですが、確実に受かりたかったので8ヶ月目でやっと受験しました。

 

4級以下は受けたことがなく、HSK自体初受験でした。

 

 

 

 

HSK5級について

①リスニング

②リーディング

③並べ替えと作文

という3つの部分に分かれています。

 

それぞれの時間は決められており、早く終わったからといって次の部分に進むことはできません。

 

中国語検定試験では各部分の足切り点がありますが、HSKは合計の点数のみで成績が出ます。

 

 

5級のレベルは、HSK公式サイトで以下の様に説明されています。

HSK5級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる」ことが求められます。

 

上の様に説明がありますが、実際には受かってもテレビや映画の理解度は6〜7割程という感覚です。

 

5級の紹介→各級の紹介 筆記5級 | 中国語検定:世界で一番受けられているHSK【中国政府認定資格】

 

 

▼私は北京語言大学の模擬問題集を使って勉強しました。日本でもアマゾンで購入できるようです。

 この問題集は、本番の試験と同じ形式です。繰り返し解くことで慣れることができ、時間配分もコツが掴めてきます。

中国の出版社なので問題も解説も中国語。解説を読みながら理解することで、答え合わせや復習も中国語の勉強になります。

 

 

▼でもやっぱり日本語の解説がいいという方はこちら

 

 

 

 

以下では、私なりの時間配分とコツを紹介します。

 

 

 

 

リスニング(約30分)

リスニングは2つの部分に分かれていて、最後に5分間見直しの時間が与えられます。

放送は1度だけ流れます。

 

 

第一部分

短い対話を聞いて、選択肢から答えを選ぶ問題です。

対話の後に質問が流れます。

 

大まかに

①対話の行われている場所を選ぶ問題

②対話している2人の関係を答える問題

③数字を答える問題

④話の流れと合っているものを答える問題

などがあります。

選択肢を先に見て、問題を予想しながらアナウンスを聴きましょう。

 

 

第二部分

第一部分より長めの放送を聞いて、3〜4つの問題に答えます。

 

これもなるべく先に選択肢を見て、質問を予想することが大切です。

 

前の質問の答えは放送の前の方、後ろの質問は放送でも後ろの方にあります。

 

 

↓リスニング対策にどうぞ

chinaryugaku.hatenablog.com

chinaryugaku.hatenablog.com

 

 

 

 

リーディング(45分)

リーディングは3つの部分に分かれています。

リスニングと同じく、全て四択問題です。

 

リーディングは時間配分がカギです。

時間内に解く練習をして慣れましょう。

 

 

第一部分(8分)

短い文章の穴埋め問題です。4つの文章があり、それぞれに3〜4つの穴があります。

 

1つの文章あたり2分、合計8分でで解くことを目標にします。

分からない問題があったら適当に選び、時間が余ったら見直す用にチェックしておきます。

 

 

第二部分(12分)

短めの文章(第一部分と同じくらいの長さ)を読み、選択肢の中から文章に合っているものを選ぶ問題です。

 

4つの選択肢を先に読む人もいますが、短い文章なので私は文章から読みます。内容をしっかり把握する必要があるため、きちんと全て読み、そのあと選択肢を見ます。

 

合計10問あります。1問あたり1分と少し以内で解きます。

目標は合計12分以内、少なくとも13分以内には解き終わりたいです。

 

 

第三部分(20分)

長文問題(第一、二部分の4倍くらい)が5つあり、それぞれに選択問題が4つあります。

 

文章1つあたり4分、合計20分で解くことを目標にします。

 

HSKの長文問題は、文章の前の内容から順に問題が出されるので、1つめの問題の答えは文章の前の方、4つめの答えは後ろの方にあります。

中検と違い、シンプルで分かりやすいです。

 

選択肢の1つめを見てから、文章を読み始めます。答えを見つけたら、2つめの問題を見て続きを読みます。この繰り返し。読まなくても良さそうな所は流し読み。

最後まで読まなくても答えが分かったら次の文章に進みます。

 

 

見直し(5分)

時間通りに解ければ、最後に5分余ります。

この時間を使って、チェックしておいた「もう一度しっかり見たい問題」をやります。

 

 

 

 

 

並べ替えと作文(40分)

 

並べ替え

並べ替えが9問あります。

これはすぐできるので、5分くらいで終わらせます。作文を書き終わり、時間が余れば見直しもしましょう。

 

 

作文①

1つ目は指定された5つの単語を全て使って80文字程度の文章を書く問題。

 

単語を全て使う事が大切です。分からない単語があっても、意味と品詞を想像して無理矢理使います。

 

文章がパッと思い付かなかったら、構成を考えつつ先に次の問題から書くのも手です。

 

 

作文②

1枚の写真を見せられ、それについて80文字程度の文章を書きます。

 

テーマは写真に関係があれば何でもいいので、こちらの方が自由です。

 

例えば、ビーチの写真だったとします。

人が景色を楽しんでいるとか、天気が良いとか、写真の中にあるものを説明するのもいいですし、旅行の醍醐味について語っても構いません。

 

 

少なすぎることがないよう、80字を少し超えて書くのがベスト。字数が足りないとそれだけで減点されてしまいます。

 

コツとしては、4つくらいの文章でまとめること。文章のつじつまが合っていることも重要です。

普段からこのような練習をして、中国人に見てもらうなどすると良いでしょう。

 

 

 

作文の時間は、リーディングに比べて時間の余裕があります。焦らず考えましょう。

ただ、消すのは時間ロスになるため、構成を考えてから書き始めた方が良いと思います。

 

 

 

 

 

まとめ

私の点数は高得点とは言えませんが、予想問題を10回解いて試験に臨んだ為、試験のクセはだいぶ分かりました。

 

とにかく何度も過去問などを解き、慣れることが大事です。

頻出の単語もわかってきます。

 

 

これから受験される方、もし良ければ参考にしてみてください^ ^

 

 

6級受験に向けて頑張ります!💪

 

 

 

▼こんな勉強をしていました。

chinaryugaku.hatenablog.com

 

 

追記:HSK6級と中検2級も受かりました!

www.china-arekore.com

www.china-arekore.com