こんにちは、ハルです。
先月受けた中国政府公認の中国語試験、新HSK(漢語水平考試)の5級の結果が出ました。新HSKは1〜6級があり、6級が一番上の級です。
合格していました!
( ˆoˆ )/
(厳密には現在5級と6級は合否が出ませんが、以前は180点以上で合格でした。難易度は変わっていません。)
↓受験形式はネット試験です。
成績
听力(リスニング)、阅读(リーディング)、写作(作文)が各100点、合計300点満点です。
正答率は約81.6%でした。
閲読が過去問をやった中で一番点数が悪いので悔しいですが、それも実力…。
ちなみに私の中国語学習歴は、
日本の大学の第二外国語で2年半中国語を履修
(南京に1ヶ月留学)
(中国語検定試験3級合格)
↓
中国に留学して8ヶ月目でHSK5級受験、合格
という感じです。
もう少し早く受験しても良かったのですが、確実に受かりたかったので8ヶ月目でやっと受験しました。
4級以下は受けたことがなく、HSK自体初受験でした。
HSK5級について
①リスニング
②リーディング
③並べ替えと作文
という3つの部分に分かれています。
それぞれの時間は決められており、早く終わったからといって次の部分に進むことはできません。
中国語検定試験では各部分の足切り点がありますが、HSKは合計の点数のみで成績が出ます。
5級のレベルは、HSK公式サイトで以下の様に説明されています。
HSK5級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。
「中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる」ことが求められます。
上の様に説明がありますが、実際には受かってもテレビや映画の理解度は6〜7割程という感覚です。
5級の紹介→各級の紹介 筆記5級 | 中国語検定:世界で一番受けられているHSK【中国政府認定資格】
▼私は北京語言大学の模擬問題集を使って勉強しました。日本でもアマゾンで購入できるようです。
この問題集は、本番の試験と同じ形式です。繰り返し解くことで慣れることができ、時間配分もコツが掴めてきます。
中国の出版社なので問題も解説も中国語。解説を読みながら理解することで、答え合わせや復習も中国語の勉強になります。
▼でもやっぱり日本語の解説がいいという方はこちら
以下では、私なりの時間配分とコツを紹介します。
リスニング(約30分)
リスニングは2つの部分に分かれていて、最後に5分間見直しの時間が与えられます。
放送は1度だけ流れます。
第一部分
短い対話を聞いて、選択肢から答えを選ぶ問題です。
対話の後に質問が流れます。
大まかに
①対話の行われている場所を選ぶ問題
②対話している2人の関係を答える問題
③数字を答える問題
④話の流れと合っているものを答える問題
などがあります。
選択肢を先に見て、問題を予想しながらアナウンスを聴きましょう。
第二部分
第一部分より長めの放送を聞いて、3〜4つの問題に答えます。
これもなるべく先に選択肢を見て、質問を予想することが大切です。
前の質問の答えは放送の前の方、後ろの質問は放送でも後ろの方にあります。
↓リスニング対策にどうぞ
リーディング(45分)
リーディングは3つの部分に分かれています。
リスニングと同じく、全て四択問題です。
リーディングは時間配分がカギです。
時間内に解く練習をして慣れましょう。
第一部分(8分)
短い文章の穴埋め問題です。4つの文章があり、それぞれに3〜4つの穴があります。
1つの文章あたり2分、合計8分でで解くことを目標にします。
分からない問題があったら適当に選び、時間が余ったら見直す用にチェックしておきます。
第二部分(12分)
短めの文章(第一部分と同じくらいの長さ)を読み、選択肢の中から文章に合っているものを選ぶ問題です。
4つの選択肢を先に読む人もいますが、短い文章なので私は文章から読みます。内容をしっかり把握する必要があるため、きちんと全て読み、そのあと選択肢を見ます。
合計10問あります。1問あたり1分と少し以内で解きます。
目標は合計12分以内、少なくとも13分以内には解き終わりたいです。
第三部分(20分)
長文問題(第一、二部分の4倍くらい)が5つあり、それぞれに選択問題が4つあります。
文章1つあたり4分、合計20分で解くことを目標にします。
HSKの長文問題は、文章の前の内容から順に問題が出されるので、1つめの問題の答えは文章の前の方、4つめの答えは後ろの方にあります。
中検と違い、シンプルで分かりやすいです。
選択肢の1つめを見てから、文章を読み始めます。答えを見つけたら、2つめの問題を見て続きを読みます。この繰り返し。読まなくても良さそうな所は流し読み。
最後まで読まなくても答えが分かったら次の文章に進みます。
見直し(5分)
時間通りに解ければ、最後に5分余ります。
この時間を使って、チェックしておいた「もう一度しっかり見たい問題」をやります。
並べ替えと作文(40分)
並べ替え
並べ替えが9問あります。
これはすぐできるので、5分くらいで終わらせます。作文を書き終わり、時間が余れば見直しもしましょう。
作文①
1つ目は指定された5つの単語を全て使って80文字程度の文章を書く問題。
単語を全て使う事が大切です。分からない単語があっても、意味と品詞を想像して無理矢理使います。
文章がパッと思い付かなかったら、構成を考えつつ先に次の問題から書くのも手です。
作文②
1枚の写真を見せられ、それについて80文字程度の文章を書きます。
テーマは写真に関係があれば何でもいいので、こちらの方が自由です。
例えば、ビーチの写真だったとします。
人が景色を楽しんでいるとか、天気が良いとか、写真の中にあるものを説明するのもいいですし、旅行の醍醐味について語っても構いません。
少なすぎることがないよう、80字を少し超えて書くのがベスト。字数が足りないとそれだけで減点されてしまいます。
コツとしては、4つくらいの文章でまとめること。文章のつじつまが合っていることも重要です。
普段からこのような練習をして、中国人に見てもらうなどすると良いでしょう。
作文の時間は、リーディングに比べて時間の余裕があります。焦らず考えましょう。
ただ、消すのは時間ロスになるため、構成を考えてから書き始めた方が良いと思います。
まとめ
私の点数は高得点とは言えませんが、予想問題を10回解いて試験に臨んだ為、試験のクセはだいぶ分かりました。
とにかく何度も過去問などを解き、慣れることが大事です。
頻出の単語もわかってきます。
これから受験される方、もし良ければ参考にしてみてください^ ^
6級受験に向けて頑張ります!💪
▼こんな勉強をしていました。
追記:HSK6級と中検2級も受かりました!