こんにちは、ハルです。
北京に留学中、色々と日本ではできない経験をしました。
あるとき、なんと国際連合の中国支部を見学する機会がありました。今回の記事はその時の様子です。
国際連合中国支部
国連の中国支部は、北京の朝陽区にあります。大使館などが集まる亮馬橋という場所です。
そもそもなぜ私のような留学生がそんな場所に入れたかというと、先輩がここでインターンをしていたからです。日本の大学の中国人の先輩で、当時は日本の別の大学の大学院に在籍しながら、修論の代わりにインターンをしていました。
よく分からないけど国連のインターンなんて優秀なんだろうなあ。もともと国際協力などに関心があった方で、私の大学のボランティアサークルを立ち上げたのもその先輩だとこの時知りました。
北京にいるとのことで連絡をして会うことになり、「せっかくだから国連見学する?」と言ってくれたのです。
「いや、勝手に部外者入れていいの!?」と思いつつ、滅多に入れるところではないのでお願いしました。
敷地内を見学
先輩のIDをかざして門のロックを解除。守衛さんに「誰だこいつ?」みたいに見られたものの、先輩の顔パスで通過。入り口には色んな国際機関のマークがありました。
建物に入ったところ。1月でしたがまだツリーが飾ってあるあたり中国だなー。
1階はオフィスだけとのことで、2階へ移動。
日本でも最近よく耳にするようになったSDGs(持続可能な開発目標)。中国語でこう言うのか〜
国連の方針について。
立派な扉があるな〜と思ったら、奥の部屋は会議室でした。インターン生もここで会議に参加するそうです。
先輩は日本の大学に正規留学→日本の大学院在学中と日本語ができ、こんなところで働いてるくらいなので、もちろん英語もできます。
インターン生の中に日本語人材は他にいないそうですが、アメリカやフランスなどに留学経験のある人が多く、皆んな2つ以上の外国語ができる人ばかりなんだとか。すごい。
国連の歴代トップ(?)の写真。
先輩のデスクもあるインターン生たちのオフィスを見学したとき、中国語のSDGsの冊子を頂きました。
この頃先輩はザンビアの開発に携わっていたそうで、デスクにはその関連資料がたくさんありました。英語で書かれた分厚いザンビアの事業計画冊子も頂きました。いつか読もうと思いつつまだ読んでませんが…。
写真は撮りませんでしたが、そのあとは中庭を散歩。緑があってちょっとした公園のよう。
裏にはピカピカ黒塗りの公用車がずらっと並んでいました。全てトヨタ車。
敷地内に新しい建物も建設中だそうで、清華大学のチームが設計していると話していました。2年前のことなのでもう建っているのかな?
国連のアジア統括はタイが担っているそうですが、数年後には中国に移る計画があるそうです。
先輩は「中国は戦後ずっと国連の支援を受けてきた。今やっと、支援する側となってその恩を返せるくらい国が成長した。それに関わりたいと思ってインターンをしている」と話してくれました。
日本式居酒屋へ
見学の後は亮馬橋駅にあるcoco壱番でカレー食べて(笑)、国連の人たちも通っているという居酒屋へ。アサヒやハイボールがある!!焼き鳥とかも出てきて完全に日本でした。美味しかった。
かなりの常連のようで、おばちゃんがたくさんサービスしてくれました。そして先輩の奢り。ありがとうございます。
この時、先輩は大学院を卒業したらまず北京で仕事して、いずれは地元で起業したいと話していました。しかし最近話を聞くと、今は地元の企業に勤めていて、何年かしたら北京に戻るかアメリカで博士課程に進みたいと言っていました。どこまでも凄い人だ。
まとめ
凄い先輩のおかげで普通は入れない国連の中国支部を見学することができました。
頑張って中国語と英語の資料を読み返そうかな…💪